2018.9 基準地価 上昇 と下落
基準地価 都市部上昇 しかし郊外下落
基準地価は都心を中心に上昇しています。不動産業界の実感では駅から徒歩5分以内は堅調ですが、それより以遠のところでは昨年夏ごろから毎月くらいに売れ行きが鈍くなっています。新聞でも、「都心 供給過剰の懸念も」、「地価 不便な郊外下落」と指摘されています。
新設住宅着工戸数は減少が続く
野村総合研究所では、新設住宅着工戸数は、20年前の163万戸から毎年減り続け、12年後の2030年には60万戸まで減少する、と予測しています。
日本の総世帯数も2023年にはピークアウトし、新設住宅着工はさらに減少し、20年前の38%まで落ち込む、との予測です。(下掲)
アメリカの住宅市場、失速しつつあります。
中間所得層を対象とした売買物件には陰りが見え始め、タワーマンションには空室が目立ち、さらに賃貸では家賃の値引き合戦が激化しています。どの国の政府もその債務を増やし続けていて、不健全財政状況になっています。国際金融協会(IIF)のまとめでは世界の政府・企業・家計の債務残高は、27,000兆円(2京7千兆円)となり、まさに債務過多による金融バブルです。そのため債務返済の金利上昇におびえざるを得ない状況です。
平成30年9/4付日本経済新聞によれば、アメリカ住宅市場は失速しつつあります。住宅着工件数も価格も大巾下落となっています。中古戸建て物件販売は4か月連続減少しています。リーマンショック再来を心配します。地価がピークの今、物件売却、ことに宅地売却は『今』です。
配偶者居住権が新設されます
下掲のように民法改正により、配偶者居住権が新設されます。