2015.7 福沢諭吉先生の精神

「ペンは剣よりも強し」の気概を示して下さい。

7月7日に開かれた新国立競技場建設を決める「有識者会議」に何故、工学博士の安西祐一郎さんと建築家の安藤忠雄さんのお二人が欠席したのか。

2520億円とか、またはそれ以上とか、日本スポーツ振興センターや東京都や日本政府は国民に負担かけないで済む「金の成る木」を持っているのでしょうか。

日本をギリシャのようにしたいのでしょうか。

ギリシャの紀元前の歴史ある遺跡は整備費だけの支出をすれば、収入である観光客はきてくれる。なのでギリシャの全員が生活を質素に戻せば、いくらでも再生ができる。

しかし日本の新国立競技場は収入でなく、これから2520億円、さらにそれ以後、整備費を甚大に支出するのだ。

 

特に同じ学校で科学(応用化学)を学び、しかしKabとは大違いに大人物となり、工学博士となり、慶応義塾塾長を務めた安西祐一郎さんが何故「有識者会議」を欠席したのか。

工学的見地から、キール構造は金を浪費するだけで、脆弱すぎる構造だとハッキリ言って欲しかった。

脆弱をカバーする構造体にするには、それこそ莫大過ぎる金員を投入することになるから、「止めよう」と言って欲しかった。

建築家の安藤忠雄さんは、日本テレビの7/11の番組で「何でこんなに増えているのか分からへんねん!」と言ったとのことです。

 

まさに慶応幼稚舎からの生粋の「慶応ボーイ」であれば、福沢諭吉先生の精神の「ペンは剣よりも強し」の気概を示して欲しかったです。

口はばったいことを言う私、Kabは小さいながらも北山田商業振興会会長として少しの気概は持っているつもりです。

「剣」でなく、「ペン」と「真と芯と信のある話し合い」で、安全・安心・明るい街づくりを着実に進めております。