2014-05-16 化学反応

「火事」なのに水をかけてはいけない!

5/13(火)の町田市成瀬のマグネシウム工場の爆発・火事について

(1) 何故、水をかけてはいけないのか?
何故、水をかけると火事・爆発となるのか?

Mg(マグネシウム)は化学反応しやすいので、水に合うと、
Mg + 2H2O → Mg(OH)2 + H2
となり、この水素が爆発的に燃える。
このような工場が町田市成瀬にあるとは、Kab(私)からしますとあり得ない。
この工場がある場所は、準工業地域「主に軽工業の環境悪化のおそれのない工業の業務の利便の図る地域」で、隣はマンションであるし、道路(都道川崎・町田線)の反対側は第 一種住居専用地域「低層住宅の良好な環境を保護する地域」です。
何故、町田市は許可したのか、不動産業に従事するKabとしては、不思議でしようがないです。

(2) 水素爆発は、福島原発でおきたことと同じです。原子炉の格納容器のZr(ジルコニウム)が余りの高温のために、
Zr + 2H2O → ZrO2 + 2H2
となり、この水素が爆発した。
町田市成瀬は、マグネシウムが燃えてしまえば火災は終わるが、原発はそこからが放射能という人体をその細胞の原子そのものに害ある放射能を出し続ける。

(3) 福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」は冷却材としてNa(ナトリウム)を使っている。
Naは、Mgよりも反応性高く、水に触れると高熱を出す。それは、町田市成瀬の事故の比ではない。
Na + H2O → NaOH +H + 熱
しかも、「もんじゅ」はプルトニウム等の放射能に満ちあふれている。
今運転休止中の「もんじゅ」の維持費として、年間100億円以上が費消されている。
いつに日本政府は「もんじゅ」休止→完全廃炉にするのか。