2013.1 前時代的・非民主的の実態

家庭においては、まだまだ前時代的・非民主的が残っている!!

不動産の仲介等していますと、住み替えの事情を自然と知ってしまいます。男女平等とは法律レベルや建前のことで、家庭というレベルでは、時代遅れの非民主的実態がまだまだ残っています。

個人情報の秘密義務がありますので細かには公開できませんが、概略を書きます。

難問(Difficulties)に真正面から対決せずして、

幸せ(Fortune)を掴むことはできない。

ケース1:直らない甘ったれの夫Kさん

その母親Mさんは、息子Kさんを、自分が創設した会社の後継者にさせたい、と考え、ふさわしいお嫁さんEさんを探してきた。つつましく、品格も礼節もあり、しかも美人のお嫁さんだった。お子さんもできた。

しかし、その息子Kさんは、酒を大量に泥酔するまで飲む性癖が直らず、愛人宅に泊まり、家に帰らなくなってしまった。あげく、その愛人を自宅に住まわせたいと言い出した。Eさんが断ると暴力をふるった。お子さんは、まだ小学校低学生なので、Eさんは緊急避難的に自分の実家に移った。Eさんは、自分を探してくれた、義理の母親であるMさんを悲しませては悪いと、これらの真相を言わなかった。

お子さんがいよいよ大学受験となり、教育費が全く足りず、どうしようか、と悩んだりした。このマザコンの甘ったれのKさんは、その会社の社長になっているが、Mさんが築き上げた資産(特に不動産と預貯金)がなくならないうちに、Eさんは、お子さんの学費・養育費を真正面からKさんに請求するとの決断をして、全てを弁護士に任せることに今回決めた。

 

 

ケース2:ケチですぐ怒鳴り、殴る夫Hさん

堅い職業の夫Hさんだが、お給料の総額も明細も妻Aさんに一切知らせず、しかも育ち盛りの子供がいるのに、妻に渡すお金は毎月10万円程度。妻Aさんはそのお金で食費、ガソリン代、子供の通学定期代、さらに車のローンなどを支払うから、毎月赤字。やむなくAさんは毎日働いた。妻Aさんが同窓会とかで遅くなれば、夫Hさんは、「女が夜9時過ぎ帰宅とは何だ」と文句を言い、日常的にAさんの携帯を見るなど、まるで奴隷扱いだった。

今回、自宅を建てた(但し、土地はAさんのお父さんが提供)ので、Hさんは2千万円の住宅ローンを借りた。そこでAさんは、夫Hさんに「趣味に使うお金を少し減らして、または少しアルバイトをして、子供の大学入学の費用等貯金しないと大変です」とお願いしたところ、Hさんは、「オレの趣味に文句つけるのか」などと、妻Aさんを怒鳴るのみならず、殴り、乗っていた車から放り出した。夫Hさんは、「男」の気概もなく、正当性もないからこそ、怒鳴る・暴力をふるうのです。

その後、お子さんの大学入試の直前になるや、夫Hさんは、家を出て行ってしまった。夫Hさんは、「会社の近くのアパートを借りなきゃいけないし、住宅ローンの支払いがある」と言って、妻Aさんが、お子さんの大学入学の為に一生懸命貯めた100万円を持って、出て行った。Aさんは途方に暮れたが、夫を当てにできないので、昼はパチンコ屋さん、夜は飲み屋さんと比較的時間給はよいが、騒音・タバコ・酒と環境の悪いところで働き出した。

この時に至って、Aさんは初めて子供たちに真相を話した。お子さんたちは、「お父さんは恐いけど家も建てたし、そんなに悪い人じゃない。お母さんもいけないところあったのでは・・・」として受け止めきれず、Aさんは、子供を味方にできなかった自分を今更ながらせめている。40歳過ぎて、さらに苦労しているその体はボロボロになりつつある。しかも、自宅を売却して、お金を作ろうとしても、土地は妻Aさんの父親の所有だが、建物は、自己中・暴力夫のHさんの所有だから、売却できない。

 

ケース3:子供を味方にして、暴力夫を封じ込め

その妻Cさんは、1人娘で、明るく、また控えめ、賢い女学生だった。学校卒業後、ある一流企業の秘書勤務となった。Cさんは純だし、男友達はいなかった。たまたま、時々来ていたTさんに見そめられ、結婚した。

結婚して、初めてわかったのが、夫Tさんは、お酒が入ると、しばしば顔つきが変わり、時に足蹴りする、突き飛ばすなどした。年とともにだんだんひどくなり、Cさんは蹴られ、骨折させられた。

Cさんは、子供二人に常日頃から隠さず、何でも話し合っていた。その上で、生活費をキチンとくれないことや、家として臨時出費が必要な時など、Cさんは必ず子供と連名でメモにしてTさんにぶつけた。形としても、夫Tさん対妻Cさんプラス子供たちの対決構造になった。

反省しないTさんは、孤立し、結局家に帰ると、食事は自分だけでカップラーメンで、洗濯は自分でする、等になった。自宅の名義は、妻Cさんのご実家の知り合いの司法書士に頼み、婚姻後20年贈与2千万円まで無税を使い、土地/建物すべて夫Tさんから妻Cさんに贈与させた。妻Cさんの自由意思で自宅を売却できるようになった。Tさんは、Cさん達から追い出されてしまうので、住宅ローンの支払いと、少ないながらも生活費だけはキチンと入れている。

子供たちは社会に出て、きちんと正社員となった。Cさんはパートで働き、そのお金で自分のおしゃれや趣味を楽しんでいる。

人間よりも車好き

上記の3人の夫とも、全てに共通していることは、車とか、自分の趣味をまず優先し、友人は少なく、人間との付き合いは消極的である。妻3人とも、大学又は、短大卒の学歴も常識も備えている人である。

妻が、理不尽・自己中・DV夫と決然と対決しない限り、また、スポーツ界の体罰問題も同様に、人格ある相手を暴力で強制する「愚」をなくさない限り、日本の民主主義は成熟しない、とkabは思う。