2012.11 百害あって一利なし

原発になぜこだわるのか???

Kabの昔からの?の一つです。自民党も、民主党の一部も、他の政党の一部も、何故原発にこだわるのか、疑問をKabは持っています。

原発、特に日本には、百害あって一利なし、と3.11が教えた!!

(1) 廃炉コストも含めると、どうあっても原発は火力発電よりも高コストになること。
(廃炉コストを計算に入れないから、「原発は火力発電より安い」と一部の人は言う。)
核のゴミを捨てるところがない。

(2) 過去、Kabが石油会社に入社した時など、石油は有限の資源と「埋蔵量はあと十数年」と言われ ましたが、その後何十年経つが枯渇していない。最近では、オイルシェール、メタンハイドレート、新規の天然ガスなど新しい石油資源が次々と開発されている。再生可能エネルギーが実用化しつつある。

(3) しかも、3.11を経験した私たちは、この日本がユーラシアプレート・北アメリカプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートという四つのプレートの合流地点にあり、地震のルツボという事実を「イヤというほど」知らされました。

その結果、人間が制御できない大量の放射性物質が垂れ流され、まき散らされ、そのために今でも数十万人の人々が故郷に戻ることができないでいます。活断層はあちこちにあります。東京電力管内で、3.11後原発なくて、この2012年夏も、おそらく2013年冬も電力はまかなえます。

 

「NHKスペシャル」取材班が執筆した本

Kabは、「NHKスペシャル」取材班が執筆した「“核”を求めた日本:被爆国の知られざる事実」(初版2012年1月20日)の本を最近読みました。NHK出版というNHKの子会社があるのに、どういう訳か、この本の発行は、株式会社光文社です。

内容の詳細は、本をお読みいただければと思いますが、原発にこだわる本音は、「第二章◎日本は“核保有”を考えていた!」、「第四章『核の傘』にしがみつく日本」にある、とKabは思いました。

世界で唯一の被爆国であり、3.11を経験した日本!!

そうであるからこそ、日本の政治家は責任ある発言をしてもらいたい。

「核」は、α線(ヘリウム4原子核の粒子線)、
β線(電子、または陽電子の粒子線)、
γ線(透過性が高く、電荷を持たないので防護が極めて難しい)などの放射線を出し、

生物のDNAを傷つける(つまり生体を細胞や遺伝子レベルで傷つける)のであるから実用(つまり原発も原爆も)すべきではない、あり得るとしても研究のみにとどめるべきだと、Kabは思います。

「核を制御できる」と思い込むことは、地球の一員である人間として傲慢な考えと思います。高速増殖炉「もんじゅ」は冷媒に金属ナトリウムを使っているから、ナトリウムが漏れ、水と接触すると大火災になります。さらにさらに、絶対に止めて欲しい。