2011.9.22 総理、情報を開示して

野田総理大臣にお願いです。福島原発の全てを情報公開し、解明して下さい!!

3/11(金)

午後2時46分:三陸沖を震源とするM9.0の大地震発生。

午後2時47分:福島第一原発1〜3号機が緊急停止。

午後3時30分すぎ:高さ約13メートルの津波が襲来。

 午後3時37分ごろ:全交流電源喪失。

(注:原子炉冷却水はどうなったのか?)

3/12(土)

午前7時11分:首相、福島第一原発を視察。

午後3時36分:1号機の原子炉建屋が水素爆発。

午後8時20分:1号機に海水とホウ酸による注水を開始。

3/14(月)

午前11時01分:3号機の原子炉建屋が水素爆発。

(注:3号機はMOX燃料を使用し、猛毒のプルトニウムがもともと多量であり、危険極まりない原子炉です)

・・・と、新聞等では発表されました。

炉心熔融⇒水素爆発によって放射能が大量に拡散!!

水素爆発によって、すでに炉心溶融していた(炉心熔融までなってしまったから、ジルコニウムと水と反応し、水素ガスができた)原子炉から放射性物質⇒ヨウ素131(半減期8日)、セシウム137(半減期30年)、ストロンチウム90(半減期29年)、プルトニウム239(半減期2万4千年)などが大量に放出されてしまった。

大地震発生からの【24時間又は48時間】の間に炉心を冷却することが出来なかったから炉心溶融⇒水素爆発が起きてしまった。

これが、現在の東日本の生活・経済を根本から破壊している元凶です。放射能被害(含放射能を原因とする風評被害)がなければ、今ごろは東日本を中心に勢いのある復興によって、日本はめざましい発展をしているはずであった。

何故【24時間又は48時間】に海水を注水しなかったのか?!

3/12(土)午後2時15分(1号機の水素爆発の81分前)、つまり約【24時間】後に経済産業省の原子力安全保安院でさえ、1号機で「炉心熔融の可能性」と発表したのであるから、何故その前に東京電力は水(淡水がなければすぐ横の海に無尽蔵にある海水を注水して原子炉を冷やさなかったのか?!

当時の菅総理大臣も、海江田経済産業大臣も、海水注水の命令を出さなかったのは何故か?!

新聞に報道されたことによれば、菅総理大臣が第一原発への海水注水を指示したのは、1号機の水素爆発の2時間半後の3/12(土)午後6時、とのことです。

【24時間又は48時間】に何が起きていたのか??

9月初めのTVで学者、専門家、評論家、政府高官など「偉い」方々が夜中に討論する番組で、異口同音にこの【24時間又は48時間】に本当に何が起きていたのか、「情報が公表されていない」「わからない」と言っていました。

野田総理大臣にお願いです。

事実をすべて情報公開して下さい。

民主主義の基本は、先ず政府が情報をすべて公開することで初めて成り立ちます。

東京電力の原発による被害を考えると、あの1945年の広島に落とされたウラニウム原子爆弾、長崎に落とされたプルトニウム原子爆弾との違いはどこにあるのでしょうか。

今回の原発による被害は、より広範囲に、より長期に生活・経済を破壊し、さらに健康に被害を与えています。

Kabは原発の問題点や真相を深く知りたいのです。