2009.1.9原油高騰も戦争もやめて!

過去の原油価格の推移を見ると、原油高騰は中近東での戦争と連動している。

6年前の2003年3月にイラク戦争が始まった。すると原油価格は上がり続けた。昨年2008年7月にWTI原油価格は1バーレル(159リットル)147.27ドルとなった。

しかし、そのわずか5ヵ月後の12月WTI先物価格は35.05ドルと、1/4以下に垂直落下した。

つい数ヶ月前までは1バーレル200〜500ドルになるとの説が言われていた。「今後2〜3年で、原油価格は1バーレル200ドルを超え、300ドルに向かう。このトレンドは明らかだ」(2008年4月、英国ヘッジファンド・カリバーンキャピタルパートナーズのクリス・バウヌリーCEO)、「供給の伸び悩みから、今後半年から2年間の間に150〜200ドルに達する可能性が高まってる」(5月5日、米国投資銀行ゴールドマン・サックスのレポート)、「原油価格は、今後6ヶ月から4年の間に200?500ドルに達する可能性がある」(5月13日付ビジネス・ウィーク。米投資銀行シモンズ&カンパニーインターナショナルのシモンズCEO兼会長)等々であった。

 

原油価格が低下した今、アラブの原油産油国に囲まれているパレスチナとイスラエルで、イスラエル軍は昨年末の12月27日からガザ地区への空爆・地上戦を続けている。数百人のパレスチナの人(パレスチナに住むアラブの人)が殺された。もともとヨルダン川?死海の西側全域(今のパレスチナあるいはイスラエルと呼ばれている地域。古代はカナンと呼ばれていた)は、旧約聖書にも「乳と蜜流れるカナンの国」と書かれているように肥沃な土地であり、またパレスチナ人(当時のカナン人)は紀元前2000年前にすでにこの地に住んでいた。従って歴史的にも、パレスチナの人たちの権利を保証すべきことである。

過去の原油価格の推移を見ると、原油高騰は中近東での戦争と連動している。

原油高騰も戦争も、やめて欲しい、とKabは願う!!